考える力が力尽きる
今日は37話の25・26ページを描きました。
もうすぐ完成ですね。がんばらなくては。
午後までかかるほどの難しいページではなかったのですが、午前中思い立ってネームのようなものを描いていました。
思いついた時にやりたい事もたまにはあります。
ここまで長く漫画を描いていると、日常生活の全てが漫画のネタになります。
歯を磨く事ひとつを取っても、クレナだったらどんな表情で磨いているかな?どんな歯ブラシ使ってる?ガノだったらどんな姿で磨いてる?なんて、キャラごとに考えたらキリがなくて、ネタには困りません。
そこから、歯磨き励行キャンペーンがホワイト城で催されて、歯磨き粉入りのクッキーとか歯の形したクッションとか売られて、またクレナのお財布が底を尽きて何も買えなくなって、とぼとぼ歩いてたら誰の歯が一番美しいかという大会が始まって、そこにガノがいてチェックされるんだけど、あんまりきれいな歯だからクレナ菌に変身してガノの口の中に入ってしまいます。
そこで出会った虫歯菌と対決して、どっちがガノの歯に穴を開けられるか勝負が始まるんだけど、唾液に流されて胃の中に入ってしまう。
このままだとガノの栄養分になってしまうから、ノドを通り過ぎる前に鳥に変身して口の中から逃げ出すクレナ。
周りにいた人はガノが手品を使ったと思って拍手喝采。
クレナはあとでガノにチュッチュされるお仕置きが待っている。END
という流れがサラッとできるんですよね。
漫画にするかどうかはともかく、どれをとってもキャラが勝手に動いてくれるんです。
普通であれば虫歯菌を倒すという方向へ向かうと思うんですけど、これがクレナだったら一緒になって悪い事しちゃうと思うんです。
どんな不思議な事があってもクレナが関わっていれば喜ぶガノ。
多分、歯の形をしたクッションに紛れて、ローイのマッチョ☆抱きまくらも並ぶと思います。
歯磨きというテーマだけでひとつのお話が簡単にできます。
こういうのが簡単にできなくなってる時は、ネタに困ってるというより、考える力が疲れ切ってる、という感じがします。
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